当オステオパシー医学の経絡治療とそのメリットについて
当オステオパシー医学の経絡治療とは
経絡とはオステオパシー医学や東洋医学で共通認識のある、生命力(気・エネルギー)の通り道を意味します。
各人の気質や体質、身体の癖や姿勢、食事内容、環境や習慣、感情や思考等のパターンによって、ストレスを溜めている経絡が大元にあり、それをベースに主訴や不調が生じると考えられています。
当院のオステオパシー治療では、主訴や不調の大元にある身体のエネルギーの流れを整える経絡療法を合わせて行い、最適な治癒と回復をサポートします。
今回は施術中に調整する頻度が最も多い、正中線上の2つの主要経絡について解説いたします。
オステオパシーの経絡治療【任脈】とそのメリット
任脈(右側:青色)は陰の経絡(肝・心・心包・脾・肺・腎)を調節する働きがあります。
任脈を流れるエネルギーは婦人科系の内臓の働き、月経や妊娠と関わりが深いことが分かっています。
男女ともに、泌尿生殖器の健康、体幹と腰周りの強さにかかわり、お腹の冷えやむくみのコントロールに重要です。
任脈と関連する症状には下記のようなものがあり、オステオパシー治療による回復促進のメリットが期待できます。
- 喉の痛み、腫れ
- 婦人科疾患
- 泌尿器疾患
- 生殖器疾患(前立腺肥大、子宮筋腫等の症状も)
- お腹の冷え、むくみ
- 腰痛、骨盤の痛み
オステオパシーの経絡治療【督脈】とそのメリット
督脈(左側:赤色)は陽の経絡(胆・小腸・三焦・胃・大腸・膀胱)を調節する働きがあります。
督脈のエネルギーが制限されていると、脊椎や椎間板が緊張・圧迫して縮み、首から背中が反り返ったり、お腹が前にせり出す要因になります。
陽経のエネルギーが多ければ、督脈に流れて蓄えをつくり、逆に不足すると督脈から供給されます。
督脈のエネルギー的なバランスは、他の陽経のバランスにも深い関わりがあり、その影響は全身に及びます。
関連する症状には下記のようなものがあり、オステオパシー治療による回復促進のメリットが期待できます。
- 頭痛・めまい
- 手足の痺れ、筋力の低下
- 首・背中・腰の痛み
- 椎間板ヘルニア、座骨神経痛
- 姿勢の歪み、猫背
- 胃腸の症状・排尿障害・痔
その他の経絡については順次ページを作成中です。
オステオパシーの経絡治療は手技療法をベースにしますが、食事のアドバイス、漢方薬、ハーバルレメディ、ライフウェーブ光線パッチ等を併用して、治癒の質と経過をサポートいたします。
身体が治るためのエネルギーの仕組みや優先順序についても、施術中に分かりやすくお伝えできればと思います。