オステオパシーの経絡治療【肺経、大腸経】と関連する症状について
オステオパシーの経絡治療【肺経】と関連する症状
肺経(イラスト:左側)は肺と呼吸のエネルギー状態に関わります。
呼吸だけでなく、体内の水分調節、皮膚と粘膜の健康にもかかわります。
肺経の通り道をみると上は鼻から、下は手の親指(手首の橈側)までつながります。
肺は空気を体内に取り入れ、全身に酸素や血液を供給しますが、同時に細胞が使い終えた古い汚れた気を外に排出し、体内に新鮮な気を巡らせています。
肺経と関連する症状には下記のようなものがあり、オステオパシー治療による回復促進のメリットが期待できます。
- 口が乾く、顔がのぼせる
- 鼻詰まり、胸の苦しさ
- 咳、喘息、動悸、息切れ
- 肌がかさつく、肌の艶がなくなる
- 粘膜が乾く、鼻血
- 風邪を引く、喉の腫れ
- 声がしゃがれる、声がかぼそい、弱気な声
- 根気が続かない、覇気がない
オステオパシーの経絡治療【大腸経】と関連する症状
大腸経(イラスト:右側)は肺の経絡と非常に密接にかかわります。
大腸経が正常に働いていると、胃腸の動きは滞りなく食欲や便通も安定します。
大腸経のエネルギーの流れが制限されていると、下痢や便秘などの腸の不調だけでなく、皮膚と呼吸、鼻と喉、顎と口内の不調に影響します。
また大腸経と筋骨格のつながりが整ってくると、臍や腰周りの痛みや張り、肩から腕、手の痛みや痺れも改善し易くなります。
大腸経と関連する症状には下記のようなものがあり、オステオパシー治療による回復促進のメリットが期待できます。
- 頭痛とめまい
- 歯痛、顎の痛み、顔面麻痺、顔の歪み
- 鼻詰まり、喉の痛みと腫れ
- 肩凝り、腕の痛みと張り、手のこわばりと痺れ
当オステオパシー医学の経絡治療は、手技療法に加えて、経穴に対する磁気療法、ライフウェーブパッチを用いた光線療法、そして栄養や食事についてのアドバイスも含まれます。
一人一人に最適な方法で治癒と回復をサポートいたしますので、お悩みの症状についてお気軽にご相談くださいませ。