名医のセカンドオピニオン いつのまにか骨折 当院での予防ケア
名医のセカンドオピニオンの特集で、『いつのまにか骨折』について取り上げられていました。
私達の行っているオステオパシー施術でも、背骨の調整は大切な要素なので、補足しながらまとめました。
人の体は年齢とともに骨密度が減ってしまいがちです。
医学的にみると危険な背骨の状態には3つのサインがあるそうです。
- 高い所に手が届かなくなった。
- 最近、転びやすくなった。
- 以前より背が縮んでしまった。
実のところ、きちんと運動をしていても、健康的な食事をしていても、
身体に良いとされる整体を受けたり、体操を行っていても
骨が健康に回復できていない方は多いと感じています。
私達のオステオパシー治療、つまり肉体からサトルボディの回復という観点からみると
骨に宿る生命力=骨の内部に貯蓄されるエネルギー量です。
これは一般的な骨や関節、筋肉に対するケアとは異なります。
ボキっという背骨の矯正も骨自体を健康にする効果はありません。
いつの間にか骨折をしていると、レントゲン撮影で背骨がくぼんで写るのですね。
椎体が痩せ細ったり、椎間板がすり減っている状態が共存していると思われます。
正常であれば、背骨は四角い形状で写ります。
名医のアドバイスによると、腹式呼吸でお腹と背中をペッタンコにくっつける呼吸法、つまりインナーマッスルを鍛えることが背骨の骨折を防ぎ、背骨の歪みを緩和するケアになるとのことです。
オステオパシー治療は全身の呼吸システムや抗重力システム(全身骨格のリフトアップと筋力回復)も整えられるので、クライアント様にとっては背骨を若く保つための上質なケアとなります。
身体が訴える様々な痛みやしびれ、疲労や不調のサインは、かなり前から背骨に現れます。
オステオパシー治療では、背骨の真上や外側を推しながら、痛みや歪みの強い部位を毎回チェックします。
クライアントの皆様が『う〜痛い〜』と唸るアレですね!
年齢や身体の使い方、日頃の身体のケアや栄養、回復の状態にも寄りますが、
この痛みの中の3割近くは、椎体や椎間板、つまり骨自体への負担が隠れているのです。
ですので治療後に痛みがなくなるということは、背骨が深部から回復に向かっているサインです。
(逆に長年ケアを受けていても同じ背骨の箇所が潰れている場合、病院での精密検査が必要かもしれませんね)
オステオパシー治療はとても繊細な傾聴を介して行いますので、背骨の周囲に痛みがある場合はそれが
- 周辺の筋肉からの影響か
- 関節や靭帯からの影響か
- 椎体や椎間板からの影響か
- 内臓側からの影響か
- 血管やリンパの影響か
- 手術後の瘢痕、皮膚の影響か
- ウイルスや細菌、ガンや腫瘍の影響か?
など毎回、優先順位や関連部のチェックを行うことになります。
深刻な骨の病気のサインを数回感じ取れば、医療機関での精密検査をおすすめしています。
当院のオステオパシー治療は骨折の予防にも、骨折からの回復にも役立ちますので、気になる症状はお早めにご相談下さいね。