耳鳴り、過呼吸、皮膚のかぶれ改善に対するオステオパシーの整体・治療例

クライアントは40代女性。

数か月前から耳鳴りが気になり、仕事中に過呼吸が出たりと体調に不安を感じるようになり来院されました。

また、腕の皮膚のかぶれ、赤み(黒ずみ)のような状態が治らないというお悩みもあり、改善策を探されています。

当院のオステオパシーは、身体の痛みやしびれの原因から内臓側の不調までのつながりを分析しながら治療します。

それでは自作のイラストをもとに、耳鳴りや過呼吸の原因と対策、今後の施術方針を皆様にもシェアできればと思います。

 

耳鳴りと過呼吸に対するオステオパシーの整体・治療例

 

耳鳴り改善の最初のステップは心臓の機能を回復させること

まず耳鳴りのある側頭部付近に手を当ててもらいながら、局所傾聴を行いますと、内耳の制限が示されます。

内耳でリンパの流れの制限があるようですが、これを変えていくための最初のアプローチは頭蓋調整ではありません。

オステオパシーの傾聴法によると心臓がまず一定の回復を要求していました。

内耳から首、そして胸の中の心臓へ戻ってくるべき静脈の流れ(老廃物を含んだ汚れた血液のことですね)が、3割以上も低下しているようです。

これにより古い血液やリンパ液が側頭部に停滞して、内耳を働かせている状態になります。

神経伝達の質も当然落ちて、耳鳴りの症状の基盤を作ってしまうのです。

耳鳴りと過呼吸のリスク軽減に。心臓に関わる負担はまとめてケアしましょう

オステオパシー施術では、常に治療の安全性と効率性を重視します。この方のケースでは心臓の回復から始めます。

心臓の制限は肉体面では胸椎、肘や手首の歪みと圧迫感が関連していました。食事や栄養面の問題は示されません。

精神面や環境面からのストレス要因も重度に出ていて、仕事上の多忙や責任感、また夜間のリラックス感覚の低下(交感神経の過剰)が心臓に影響しているようです。

実際の施術では、肩甲骨の間くらいの胸椎の圧迫や歪みを手技で解消し、肘や手首の詰まりを取り除きます。これにより心臓の生命力が拡がり始めます。

精神面や環境適応をサポートする施術も必要になりました。現在の仕事内容や職場のストレス要因を会話の中で探り、心臓への負担がある要素を探し出します。

施術を終えると、心臓に負担が溜まらないよう、身体の外部環境にも調整効果が及びます。

職場や対人関係等で大きなストレスが繰り替えされている場合、オステオパシーの治療効果は肉体よりも、環境・情報レベルで作用するようになります。

耳鳴り、過呼吸の治療でなぜ足の調整まで必要になるのか

耳鳴りや過呼吸が出てしまうクライアントの身体に共通するのは、身体の片側に緊張や歪みが溜まっている点です。

この方の場合は、左側の側頭部、左側の胸部(心臓の傾き)、左下がりの骨盤の傾き、左足首から外側アーチの圧迫と歪みなどが、一連の緊張のつながりとして示されました。

また、薬指の足根部に強く出ている歪みがあると、骨盤が傾き続けてしまい心臓や内耳の働きにも負担がかかります。

これは全身の体液循環(リンパ液、水分の巡り)を妨げてしまう状態でもり、耳鳴りや過呼吸の症状をまさに『足元から固定化』させてしまうと考えられます。

さらに足の負担を足部-内臓反射から調べると、卵巣の働きにも負担をかけていることが分かりました。

卵巣は精神的なストレス(職場や仕事関係)を引き受けているようです。これにより卵巣や下腹部周りの筋肉が弱り、骨盤が傾くと心臓に負担がかかるという悪循環にもなり得ます。

精神的なストレスが卵巣に溜まり、生理周期が乱れたり生理不順になっている方も最近は多いように感じます。

この方は2回目の施術を受け終えて、お仕事関係のストレスを減らして、まずは体調を回復させる方向で動かれています。

今後は内臓側が精神的な負担を溜めないところまで、オステオパシー治療で回復できるように施術計画を立てています。

当院のオステオパシー治療は全身調整を基本としますので、耳鳴りや過呼吸を繰り返したり、従来の治療法であまり改善しない人はぜひ一度ご相談頂ければ幸いです。