手指がつる、手の痺れ、手のこわばりに対するオステオパシーの整体・治療例

50代女性の症例です。

手の指がつる、手の指が曲がってきた、手がこわばって痺れやすい…とのお悩みで来られました。

もともと慢性腎臓病の疾患があり、薬でケアされています。そのため顔や手足の節々がむくみやすいという状態が根底にあります。

それでは自作のイラストをもとに、手の指のこわばりと痺れに対するオステオパシー治療の症例を紹介させて頂きます。

手がつる、手指が曲がる、手指の痺れに対するオステオパシーの整体症例

 

手指がつる、手が痺れる要因と対策1➯ミネラル(Ca)不足と陰湿障害(真菌類)

クライアントに仰向けになってもらい、手の指がつる、こわばる部位に触れてもらいながら全身の状態を傾聴していきました。

まず示されるのでは心臓の活力低下と首のリンパ制限です。この状態を引き起こしているのは体内の真菌過剰と免疫機能の低下のようです。

真菌類は体内の陰湿傾向のある場所、水磁場(陰気場)の乱れる箇所で感知されます。これはオステオパシーの触診とM.D.Aの水磁場特定テストによる評価です。

手指がつる、手が痺れる要因と対策2➯神経の伝達障害

手のつり、痺れ、こわばりを感じる部位に触れてもらい、軽く動かしてもらいながら、身体の反応を傾聴し続けていきます。

すると手指(特に人差し指、中指、薬指)の筋肉の継続的な収縮で関節が曲がり、脊髄から手指の神経伝達が低下していることが分かりました。

オステオパシー治療の方針としては頸椎3-5番(手指、首のリンパに関係)と、胸椎3-5番(心臓と呼吸に関係)の圧迫と歪みを解除して、手指への神経、エネルギーの流れ(治癒力)が巡る環境を整えます。手のつりやこわばり、手の痺れには体内の真菌過剰による免疫低下、神経系の栄養不足(ミネラル)による末端への神経伝達障害が隠れていることがあります。

 

今回の様なケースの場合、当院のオステオパシー治療では構造力学レベル(凝り、歪み、圧迫等)の手技治療に加えて、生物化学レベル(栄養不足・食事内容の修正・抗菌抗ウイルスの免疫療法・除湿対策)の調整を合わせて行います。

施術の途中で、手のつりやこわばりは消失してきましたが、栄養不足や免疫系の強化の回復のためには、必要な栄養補充とオステオパシーの定期的な施術をぜひ続けてみて下さい。