肩の亜脱臼後の痛み 水毒が治癒を妨げていたケースから

クライアントは30代男性。6ヶ月前にジムで懸垂運動をして肩を亜脱臼して痛めたそう。

しばらくして肩の痛みは軽減し、平常に過ごせていました。しかし、肩の痛みが3週間前から突然再発。

寝ても起きても辛いとのことで来院されました。それでは肩の亜脱臼後の痛みの原因と改善例を紹介させて頂きます。

肩の亜脱臼後の整体イラスト

 

肩の亜脱臼後は痛みのストレス部位を全て回復させます

肩を痛めた当時のことを思い浮かべてもらいながら、筋肉・骨格・内臓などに散らばったストレスの記憶情報を引き出します。

すると脳膜・肺・胸椎などに制限が残されていることが分かりました。このクライアントの場合、深めの呼吸をするだけで、肩の痛みを感じてしまう状態だったのです。

このように脱臼や骨折後は強い痛みのショックが、体内で各所に散らばっているのですが本人は自覚がないことが多いのです。

私達のオステオパシー施術では、記憶とつなげて痛みのショックやストレス部位を解除していくことができます。

 

肩の痛みが引かない原因は全身の水膨れ!?

この方の肩の痛みと関連する胸椎を調整している時に、ぶよぶよとした皮下のむくみを感じました。

どうも体脂肪には感じられません。身体の傾聴により水分の過剰摂取が示されました。

お話を聞くと健康のために3リットルは水を飲む習慣が長年あったということです。

これが身体に備わる自律調節システムを狂わせ、泌尿器と腹部のリンパ全域に相当なストレスを与えていました。そのため身体の治癒力は常にこの余分な水分を何とかしようとエネルギーを消耗していたのです。

一見健康に気を使って、漢方でいう水毒のような状態にあったと思われました。

実際の施術では腹部のリンパと泌尿器、下部胸椎を整えるためのオステオパシーの整体施術を施しました。

適切な水分摂取の目安をお伝えし、PHが合う水についてもアドバイスさせて頂きました。

 

肩の亜脱臼後は肘の関節もしっかり整えましょう

肩の痛み部位に手を当ててもらいながら、身体の傾聴を続けますと肘周りに筋膜の歪みや固着が残されていました。

この方の場合は、肘の筋膜や関節を整えながら、上肢と首に溜まった電磁場をアースさせる施術も必要になりました。

3回の定期的な施術後に肩の痛みが改善し、首や腕までこわばりが抜けました。2週間後に調子を伺ったところ、当初の痛みはもうないとのことです。

 

今後も大好きな運動を楽しめると良いですね。過剰な水分摂取にはくれぐれも気を付けて、良い経過を願っております。