手首の痛み、腱鞘炎が治らない?その理由は心臓とリンパの調整不足かもしれません。

クライアントは40代女性。手首の痛み、腱鞘炎を主訴に施術を定期的に受けられています。

これまで3週間のペースで5回ほど受けられ、6回目の来院時にかなりの改善がみられましたので報告させて頂きます。

手首の痛みと腱鞘炎の原因は人によって異なりますが、今回の症例と身体の治し方がお悩みの方の助けになれば幸いです。

手首の痛みと腱鞘炎に対するオステオパシーの整体例

 

手首の痛み、腱鞘炎の原因と対策①➯腸とリンパ系の回復がまず先

このクライアントの主訴は手首の痛みと腱鞘炎です。しかしこれまで5回の施術全てで、体内の治癒回復の優先順位は大腸とリンパ系に示されました。

実際の施術としては大腸とその関連制限(胸椎、骨盤、鼠径部、足)となる歪みをオステオパシーの整体手技で整えました。

大腸とリンパ系の負担は、この方にとって合わない食事内容(大豆制限と乳製品)をしばらく控えてもらうことで徐々に軽減しました。

飲食の内容によっては本来の治癒力が出てこない場合がありますので、詳しくは当院の施術者に直接ご相談下さい。

 

 

手首の痛み、腱鞘炎の原因と対策②➯心臓を整えて、手の血流を回復させよう

手首の痛みと腱鞘炎が主訴である場合、すでに硬くなっている靭帯や筋腱をゆるめて、良質な血液、リンパの流れを保つことが回復の鍵になります。

しかし、今回のケースのように心臓の関連部に負担が溜まりすぎていると、『身体のどこに、どのくらいの血液を循環させれば良いか?』といった神経のコントロールが働きにくくなります。

同様にリンパ系に負担が溜まると、『体内の毒素や老廃物をどこに、どのくらいのペースで回収すれば良いか?』という調節が働きにくいのです。

手首の痛みのような体の末端の回復がなかなかできない場合は、心臓やリンパ系の負担が増えていないかを定期的にチェックされると良いでしょう。

 

 

手首の痛み、腱鞘炎の原因と対策③➯手首の筋腱自体をゆるめて、歪みをなくそう

手首の痛みと腱鞘炎の治療として、手首の筋腱の硬さやこわばりも緩めていきます。いわゆる局所治療というものでオステオパシーの整体手技が役立ちます。

但し、このクライアントのように根本的な体内の負担が他にあるのに、手首ばかりをみて整体や治療を受けても効果が出ないと思います。時間経過ですぐに戻るかもしれませんしね。

 

今回の腱鞘炎の治療は、心臓・大腸・リンパ系に溜まっていた根本的な負担を減らしたことがポイントになりました。

 

・心臓、腸とリンパ系の方が、手首よりも回復の優先順位が高いこと。
・心臓と胸部の生命力を回復することが、手の筋肉と腱の治癒を安定させること。
・腸とリンパ系を回復するためには、合わない食事内容をしばらく控えること。(乳製品と大豆製品)

 

腱鞘炎の根本治癒の方向性としては、上記の3点がまず必要だったのです。

これらの施術を優先させながら、手首の筋や腱の固着を緩める調整をしたのが効果的だったように思います。6回施術後は手首の痛みが緩和され、動きがスムーズとなりました。

手首の痛み、腱鞘炎が気になっている方は、当院のオステオパシー全身調整で対応させて頂きます。どうぞお気軽にご相談下さいませ。