首肩の痛み(骨折後)の改善と整体例

首肩の痛みの改善例です。

クライアントは50代女性。旅行中の転倒事故で左肩を捻るように地面に強打して骨折。その後数年で自然治癒したものの、ここ最近になって首肩の痛みが再発。これまでの鍼灸や整骨の治療では回復が進まないようで、当院に来られました。

首肩の痛みといっても要因は様々で、施術が必要な部位や手順は人それぞれ違います。それではイラスト入りで今回の症例を分かりやすく解説していきましょう。

首肩の痛みの整え方 ステップ1【呼吸機能:脳膜と肘】

まず立位で痛みのある左肩に触れますと、肩の痛みは頭蓋内部の脳膜の圧抜きが必要なことが分かります。脳膜の緊張は10年前から蓄積しているようでした。私達の経験では脳膜が加圧状態であると、首肩の筋肉が緊張して痛みが生じ易くなる方が多いように感じます。このクライアントの場合、肘と呼吸器の緊張反射も形成されていました。オステオの整体でこれを解除することは首肩の回復を早めることにつながります。

首肩の痛みの整え方 ステップ2【循環機能:心臓】

肩の痛みのある部位で傾聴を続けますと、心臓の緊張へとたどり着きます。これは医学的な血管の問題ではないようです。心臓にかかわる背骨側からの緊張反射が強いことが分かりました。この方の場合、首肩の痛みは周囲の筋肉や骨の調整だけでは変化しないのです。生命力を心臓に届けて回復させる施術が、結果として首肩の血流改善につながり、痛みやコリを和らげるのです。

首肩の痛みの整え方 ステップ3【精神機能:大腸とサトルボディ】

ステップ2を終えた時点で、肩の強い痛みは和らいでいました。さらなる傾聴を続けると、腰のあたりに意識が引き寄せられます。腰は肉体レベルでは大腸の緊張反射ですが、これは過去15年くらい前の生命力のダウン、下落がそのまま残されている反応です。クライアント様に『15年以上前に何か大きな事故や手術、ショックな出来事がありましたか?』と尋ねてみると、『その頃に腸の大きな手術を受けて、その後の生活不安がしばらくあった』そうなのです。

このような数十年前の心身への影響は、肉体とサトルボディ(オーラ層・生命場)にそれぞれ蓄積していることが多いです。首肩の痛みが回復しきれない場合、このような主訴からの掘り下げを行い、サトルボディまでの治癒回復をしていくことになります。

このクライアントの肩の強い痛みは計3回の施術で改善に向かいつつあります。今後の定期ケアで生活の質をさらに高めることができるでしょう。

ほとんどのクライアント様は生命力を底上げしていく中で、主訴とは一見関係のないところまで深い回復が進み、日常生活で使えるエネルギーが高まっていきますよ。

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