膝の痛み、太ももの痛みの原因と整体例
クライアントは50代女性。膝と太ももの痛みの頻度が最近増えているとのこと。
年齢的にホルモンのアンバランスが体調不良に関係しているのでは?と言われてしまったり、決め込んでしまう方がとても多いのですが、
当院の施術ではそういう身体反応はみられないこともあります。ホルモンは内臓側の生命力や受信状態でどう活かせるかが決まりますからね。
では実際の症例を振り返ってみましょう。
膝の痛みの主原因➯腰椎と仙椎の歪み
腰椎と仙椎の制限によって、神経的にはふくらはぎの筋肉が硬くなり、足首や足指が動きにくくなっていました。
膝自体にも筋膜や骨関節の歪みありますが、それ自体は原因にはなっていません。また腰と仙骨の圧迫により、骨盤内の水分が停滞し易くなったり、卵巣の活力が落ちていることが分かりました。
膝の痛みの隠れた原因➯卵巣の活力低下と水分貯留
今回の膝の痛みには実は卵巣が関わっていました。但し、気にされているホルモンの状態については、内臓側の調節不足が主で脳の司令塔は働いていることが身体の反応から確認できました。
卵巣の活力を回復させるために、下腹部の水分貯留を改善する施術を行いました。また先の腰の施術も卵巣の活力を回復することになります。
膝の痛みの意外な原因➯首のリンパ制限と筋膜固着
膝の痛みの出所をさらに深いところまで調べていきますと、卵巣周囲の水分貯留には頸部のリンパ機能の低下が関わっていることが分かりました。
首や頭蓋のリンパ(脳脊髄液を含む)の流れを整えることで、全身の水分の停滞、浮腫みを解消する施術アプローチが当院にはあります。
一見すると膝の痛みの原因とは考え辛いですよね。しかし膝の痛みは放っておくと水が溜まってしまう方が多いですし、膝の周りの水だけを病院で抜き取ってもらっても解決しないのです。これは根底に水の流れの停滞があることを示しています。
お腹がポッコリ出て長年治らない、足や膝の浮腫みがなかなか治らない方も、もしかしたら、今回の施術が役立つかもしれませんね。
★ ★ ★
これらの調整を行った後、呼吸や神経系を賦活するオステオの全身整体を施しました。
3回目の施術後にはかなり足腰軽くなったそうで、爽快に歩けるようになられたようです。これからも冬に向けて水分代謝を高めておきたいところですね。
膝の痛みは膝だけの対処法で我慢しないことが大切です。それではスタッフ一同、良い経過を願っております。