下痢と皮膚の痒み(特に手、太もも、背中のかゆみ)の症例とアプローチ
今回ご紹介するのは下痢と皮膚のかゆみでご相談いただいた、男性の症例です。
食事や断食などでご自分でも色々と工夫されていたころもあり、初診からお体の反応は明確でスムーズな変化がありました。
それでは下痢と皮膚の痒み(とくに手、太もも、背中のかゆみ)に対する、当オステオパシーの症例をイラスト入りで紹介します。
下痢と皮膚のかゆみの要因①➯十二指腸から小腸の機能低下
クライアント仰向けの状態での全身傾聴を行いますと、十二指腸から小腸の周りの硬さ、続いてエネルギーの調節不足が示されます。
これは消化管内で食べたものの消化不良や停滞が生じやすい状態で、下痢やアレルギー症状、皮膚の湿疹、かゆみに影響があります。
この方の場合、小腸周辺の改善だけでは皮膚の回復に向けたエネルギーが出てきません。
身体の関連リンクを調べると、肝経と肝臓の負担も強く、下半身の問題(膝下のむくみ、ふくらはぎの張りやすさ、足趾の歪みと足底アーチの崩れ)を整えるための施術も必要になりました。
下痢と皮膚のかゆみの要因⓶➯心臓と上肢、血流の制限
次に手から肘のかゆみのある部位に触れながら、治癒回復に向けた要求(身体の声)を調べていきました。
手指の数本の関節で、静脈血の戻りが苦しそうな部分があり、心臓に負担がかかっているようです。
また指の深部で炎症様の反応も感じ取れます。これは皮膚のかゆみの直接的な要因となるでしょう。
さらに内臓側へと傾聴を進めると、心臓と肺、肋間の左側が固着、やや下垂しており、筋膜を歪ませています。
こうした結果、生理的、かつ物理的な制限が小腸周辺に溜まっているのです。
下痢と皮膚のかゆみ 実際の施術内容について
①チャクラバランシング(M.D.A療法:Medical Dowsing Arts)
▶とくに太陽神経叢から下位のチャクラの活動をサポートするための波動療法。
②足から下半身の骨関節、筋膜の固着、歪みの調整
(オステオパシー& M.D.A療法)
③小腸、十二指腸の調整
(オステオパシー&M.D.A療法)
④肝臓と肋間の調整、解毒と抗炎症のサポート
(M.D.A療法、グルタチオンパッチによる細胞賦活)
⑤手指の静脈還流の制限の解放、心臓と血管エネルギーの波動調整
(オステオパシー&M.D.A療法)
⑥心臓、肺、肋間の固着の解放
(オステオパシー&M.D.A療法)
⑦頭蓋脳膜の固着の解放、呼吸と体液循環のサポート
(オステオパシー&M.D.A療法)
⑦回復傾向となった内臓と全身の連動、エネルギー的な統合
(M.D.A療法)
2回施術したばかりですが、当初のお悩みは和らいでおり、経過は良好です。
今後は皮膚の回復が遅い部位に焦点を当てながら、残りの回復をサポートできればと思います。
通常、皮膚や下痢のお悩みの多くは、体内の問題だけでなく環境的なストレスの影響もつながりをチェックします。
気になることがありましたら、問診、施術中だけでなく、メールやライン等でもご相談ください。