オステオパシー歯科領域と合わせた全身調整のメリットとは

定期的なオステオパシー施術を受けていても、心身の不調がなかなか変わらない時期がありませんか?

そのような場合、歯科領域でのケアが不十分であるケースを時々見受けます。

虫歯の放置、歯石の蓄積、歯の詰め物の相性、噛み合わせ等のケアの問題は体にどのような影響があるでしょうか?

今回は当院で行っている歯科領域のオステオパシーの分析や施術のメリットについてまとめてみました。

 

歯科領域のオステオパシー施術の利点①➯顎と噛み合わせの負担を大元から減らせる

最小のエネルギーで口や顎を開け閉めするために、オステオパシー施術では筋骨格と筋膜の張力バランスを細かく整えることができます。

  • 上顎と下顎の歯列バランス
  • 下顎から側頭骨、頭蓋全体のバランス
  • 下顎から前頸部(舌骨、甲状軟骨、鎖骨)のバランス
  • 頸椎からみた顎の動きと噛み合わせのバランス
  • 頭蓋からみた顎の動きと位置的なバランス

 

歯科領域のオステオパシー

歯科領域のオステオパシー施術の利点⓶➯歯茎を保ちながらエイジングケアできる

歯茎の健康は虫歯や加齢の影響だけではありません。

歯茎の高さと下垂の具合は、全身の筋骨格や内臓側の負担とも関わりがあります。

現在/過去の不調の影響から生命力が下がったり、新陳代謝や水分代謝の停滞、栄養不足のある臓器と関連する歯茎が弱ってくることが多いのです。

当院のオステオパシー施術では、歯と関連する内臓側まで健康になるよう環境作りをサポートしています。

実際の施術ではオステオパシーの手技療法、食事療法、栄養療法、解毒抗菌と代謝改善の対策を合わせて行います。

歯科領域のオステオパシー施術の利点③➯合わない金属、詰め物等のアレルギー反応を減らせる。

歯科で使用する金属、セラミック、詰め物の影響は、噛み合わせや顎の水平性(顎位)に影響します。

また身体の免疫システム(自己と非自己を識別)にストレスを与えるようなアレルギー素材は、全身のあらゆる粘膜、皮膚、筋膜に張りや緊張、炎症などを引き起こす可能性があります。

当院のオステオパシー施術では歯科の詰め物や金属部位に、ご自身の舌を当ててもらいチェックします。

合わない歯科素材が体内に入っていて、免疫系/神経系からストレス反応が出ている場合、下記の3つの施術方針から検討を頂くことになります。

  • 軽度なストレス反応であれば、そのまま継続使用する。
  • 中度~重度のストレス反応であっても、そのまま継続使用する。
  • 中度~重度のストレス反応があれば、歯科の素材を早急に変更する。

担当の歯科医から金属片やセラミック等の素材サンプルを事前に頂いて当院にお持ち下さい。

歯科治療の前に自宅でパッチテスト(アレルギーテスト)をしたいと言えば、理解が得られるはずです。

基本的には体内にあるストレス要因(=生命力を制限するもの)はできるだけ解除した方が、主訴から体調全般が早く回復します。

 

歯科領域のオステオパシー施術の利点④➯歯石がだんだん付きにくくなる

定期的にオステオパシー施術を受けていると、全身の体液や呼吸の循環(めぐり)がしだいに整っていきます。

この効果は顎や歯根の内部の粘膜や副鼻腔にも良い影響をもたらし、口内の洗浄力と抗菌力がアップするのです。

これにより歯自体の汚れや歯石もつきにくくなります。

それでも体調や時期によっては『この歯は丁寧に磨いても何故か歯石が付きやすいなあ』という箇所があるかもしれません。オステオパシーで歯を介した全身傾聴を行うとその理由が分かります。

多くの場合、関連する内臓やリンパの解毒が遅れており、内臓側の固着と代謝の停滞があるのです。

以上、歯科の領域で何か気になる点がございましたら、当院のオステオパシー施術でご相談下さいませ。