腕の痒みと湿疹に対するオステオパシーの整体例 安静時の呼吸と排出力について。
クライアントは40代女性。半年近く、腕の痒み(かゆみ)と赤い湿疹にお悩みでした。
皮膚科の治療や薬では治らない状態。また、胸の息苦しさや呼吸不足、肩凝りにもお悩みでした。
当院にはご紹介を受けて来られ、90分コースで3回ほどの定期ケアを受けられた段階です。
ある程度の症状が改善した段階ですが、これまでの身体の診かた、整え方が他の人の参考になればと思い紹介させて頂きます。
皮膚の痒み、湿疹の原因➯頭から胸の呼吸・換気不足
まずクライアントの背中側から全体傾聴を行います。
すると胸椎の中間部に強い緊張と歪みが出ていました。ここは肺の呼吸機能との繋がりが示されます。
身体の前側では鼻骨(鼻腔~副鼻腔)や肋骨の固着、動きの制限(肺と横隔膜)があり、頭から胸の呼吸が浅く、体液循環が低下している状態でした。
オステオパシーでは呼吸は胸やお腹だけでなく、頭から足元まで満遍なく行き渡ることが真の健康体と考えています。
特に呼気はエネルギー的な排出力と関係し、皮膚や粘膜の換気力、大腸の排泄力ともつながっているので、皮膚の回復にはとても大切です。
腕の痒みと湿疹が治らない?骨盤部の回復が今優先されているからです。
さらに腕の痒みと湿疹の部位に触れてもらいながら、回復の要求や優先順について傾聴していきます。
すると大腸と鼠径部のリンパ制限が示されます。後ろ側の腰の詰まりはもう一つの主訴である腰痛を引き起こしています。
この場合、腰回りを緩める整体やストレッチ、筋トレ等のアプローチは見当違いで、根本解決にはならないことが分かりました。
実際のオステオパシー施術では、下記の内容が役立ちました。
- 大腸に合わない食事内容のチェックと修正
- 足の外反母趾と体重負荷の歪みの調整
- サトルボディの過去の情報場の浄化と更新
皮膚の痒みや湿疹で大切なポイント。肉体からサトルボディの回復は繋がっています。
私達のオステオパシー施術で診ている肉体の外層のサトルボディのイメージ図です。
このクライアントの皮膚の痒み、湿疹の影響を傾聴していくと、腰部仙骨神経叢から第2チャクラの後面が反応しています。
家庭や人間関係についてのストレス情報が示されるので、少しお話を伺うと過去の苦しい、嫌なパターンが記憶されていました。
そのパターンはご結婚されてから、かなり払拭されたように感じられるそうですが、時折何かのタイミングで強い嫌悪感が出てしまうと、それを今の家族に当たってしまうとのことです。
実際の施術では、この辺りのストレス情報を生命場全体から浄化、新しいエネルギーレベルで大腸から腰が回復してくるようにサポートしていきます。
今回のケースのように、皮膚の痒みや湿疹が長年変わらない、季節や環境に応じて時折出てきてしまうのには必ず要因があります。
私どものオステオパシー施術では肉体からサトルボディまでを連結させて、より深く治癒回復を進め、今後に適応できるような施術を心掛けております。
皮膚の痒みや湿疹がストロイドや抗生物質の治療で治らない方には、オステオパシーを含めた代替療法とのベストな相性や食事法、解毒法などをアドバイスしております。
ぜひ当院スタッフに一度ご相談下さいませ。