咳が長引く・咳が治らない・気管支炎・肺炎・細菌ウイルス対策の施術例
空咳が続く、咳がなかなか治らないというクライアントさんの症例です。
病院の検査ではマイコプラズマの細菌感染が原因との診断で、発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状があったようです。
咳は少し遅れて始まることもありますが、熱が下がった後も長期にわたって(3〜4週間)続くのが特徴と言われています。
多くの人はマイコプラズマに感染しても気管支炎の軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり重症化することもあるので注意が必要ですね。
オステオパシーで身体全体を診ると、細菌やウイルス感染による体調不良は気管支や肺だけでなく、身体の各所の機能システムが連携していない要因が明らかになります。
それでは今回の施術例を自作のイラストとともに紹介させて頂きます。
クライアントの身体全体を傾聴しますと、胸椎の制限が強く出ていました。
内臓機能のつながりを診ますと、胸部(肺・横隔膜)と頭部(脳硬膜)への呼吸の働きが低下している状態でした。
オステオパシーの手技治療でこれらの負担を取り除き、その先の身体の回復法を傾聴して引き出します。
すると腰の圧迫、大腸の動きの低下(副交感神経⇩)、大腸の解毒不足(腸内環境⇩)が大元にありました。
咳、肺炎、気管支炎がなかなか治らない場合、大腸と下腹部~下肢のリンパ(水分貯留)が隠れているケースは多いです。
というのは細菌・ウイルス等の感染により、免疫低下と陰湿過剰の影響が溜まってくるのが腸内と下腹部になるからです。
実際の施術では腰椎の圧迫も取り除きます。腰から骨盤の調整で大腸への神経調節が働いてくると、体内のデトックス(腸内の改善➯免疫系の賦活➯治癒力の発動)の流れが安定するからです。
これによって腸内やリンパ各所の免疫が強まり、強化された免疫細胞は肺や気管支の粘膜でもしっかり働けるようになると期待されます。
最後にもう一点。
咳が治らない、咳が止まらないという場合、身体に合わない薬(抗生物質)や漢方、サプリメント等の成分が全身の免疫システムを低下させている可能性もあります。
当院のオステオパシー治療では外環境のストレス(対人、対物、その他の環境情報)の影響も含めて、全身の健康回復をサポートさせて頂いております。
ぜひお気軽にご相談下さいね。