胸のつかえ、詰まりの原因と改善策

喉から胸の詰まりと息苦しさを主訴にご来院された50代女性のクライアント様。

当院の整体観からみた喉の詰まり、胸の苦しさの原因、治し方をイラスト入りで紹介させて頂きます。

●問診メモ

・喉の詰まりと息苦しさ。(1年以上)
・股関節の痛みが常にある。(1年以上)
・睡眠中の歯ぎしりやこむら返りが気になる。
・肩、首に強い張りと痛みが続いている。

 

 

胸のつかえ、詰まりと首のつながり

胸のつかえ、息苦しさを感じる部位にクライアント様に触れてもらいながら、全身の傾聴をしていきます。

すると頚椎7番の歪みと固着が強く示されます。ここは脊髄神経のつながりで呼吸器の活力低下とつながっています。

呼吸の制限によって胸のつかえ、息苦しさが生じていると思われました。実際の施術では頸椎の歪みを整える手技療法が有効でした。

 

胸のつかえ、詰まりと胃のつながり

さらに胸のつかえ、詰まりを感じる部位を通して全身を傾聴していきますと、胃の活力低下が示されました。

胃の機能と関係する足首外側の筋膜、左足指の関節の歪みなどが、一つの繋がりとして触診できました。

このクライアントの場合、胃の緊張が周囲の筋膜に伝わり、やがて横隔膜などの呼吸器や胸骨を硬く制限させていたのです。

 

 

胸のつかえ、息苦しさと鼻のつながり

彼女は首の捻れに大きな左右差がありました。この原因は左肺と胸郭の固着によるものでした。

肺の関連制限は対側の鼻にも見つかります。この呼吸制限のパターンで身体が深部から傾き、捻れ続けていたのです。

これが喉から胸のつかえ、詰まり、息苦しさなどに関係していと思われます。実際の施術では鼻から副鼻腔、そして胸郭から肺にかけての緊張と固着を手技整体で整えていきます。この辺りの回復にはもう数回の定期施術が必要です。

今回の施術の翌日に、長年の胸のつかえと詰まりが軽減し、呼吸が楽になっていると嬉しいご報告を頂きました。その他の症状もこれから少しずつ改善されるようサポートさせて頂きます。