顔(顎周り)の肌荒れ、吹き出物、背中の凝りに対するオステオパシーの施術例

 

顔から首すじ、顎周りの肌荒れ、吹き出物が最近ひどくなってしまいました….というクライアント様。

新型コロナウイルスの影響で、業種的に仕事を休めないため、ストレスも普段より増えてしまっているようです。

市販の薬で今回の肌荒れ、吹き出物は改善しなかったそうですが、その理由はオステオパシーで全身分析をすると明らかになりました。

 

 

顔の肌荒れ、吹き出物の要因①➯心臓の負担と機能低下

まず立位でクライアント様の全身傾聴を行いますと、背中の胸椎部(T3-5)の固着が強く感じ取れました。

ここからの神経リンクを辿ると、心臓の負担が示されます。このクライアントのケースでは首から上の静脈システム(つまり、脳や顔から心臓に戻される血液の流れ)の停滞、汚染状態がありました。

念のため血栓や心臓自体の重篤な問題がないかを傾聴で確認すると、こうした反応は出ていません。

最も効果的な最初の施術のアプローチは、首の喉ぼとけの固着(全身の血圧・血流・血管運動にかかわる)、そして胸椎3-5番の圧迫と歪み(心臓の機能・血流の調節にかかわる)を手技療法で解除する流れとなりました。

 

顔の肌荒れ、吹き出物の要因⓶➯肝臓の負担と栄養不足

最初の施術を終えると、心臓の負担が和らぎ始めました。クライアント様のお顔は少し緊張が取れ始め、血色が良くなられています。

次は顔の肌荒れ、吹き出物の出やすい症状部位に手を当ててもらいながら、局所(local)と全身(whole body)のオステオパシー検査をそれぞれ行いました。

 

●局所傾聴の結果:肝臓の負担と栄養不足。

●全身傾聴の結果:足から下半身のエネルギー不足。

 

顔の肌荒れに対する、この検査結果の意味をそれぞれ解説しますと、

顔の肌荒れや吹き出物は、肝臓が回復するまでは治らず、回復を待たされている状態といえます。

さらに、肝臓の回復よりも足から腰(下半身)の回復の方が優先度が高い状態が示されてきます。

つまり腰と下半身が回復するまでは肝臓は回復しきれず、体内の解毒と血中の老廃物の処理が遅れている状態でした。

そのため、顔や症状の出ている部位に、肌荒れや吹き出物の市販薬を塗っても回復しなかったと思われます。

実際の施術としては、オステオパシー手技療法で肝臓と大腸の働きを制限していた腰椎と足部の固着を解除します。

加えてレメディーによる代謝療法を推奨しました。今回のケースではビタミンB群、ビタミンCと解毒を助けるハーバル・レメディが幾つか有効でした。

 

顔の肌荒れ、吹き出物に影響するサトルボディの負担とは?

先の全体傾聴で、顔の肌荒れを治すためには下半身のエネルギー不足を防ぐ必要があると分かりました。

この下半身の枯渇感、エネルギー不足は一体どこから来ていたのでしょう?

クライアント様と生活環境やお仕事などのお話をしながら、肉体の外側にあるサトルボディとエネルギー情報のリンクを辿ってみますと

どうやら職場(金融業)で関わる人達(顧客)のエネルギー的な影響を多大に受けているようでした。

これによって下半身のエネルギーが一部抜かれてしまい、自身の体内でエネルギーの貯蓄や活用がしにくくなっています。

お顔の肌荒れや吹き出物を改善させるための、治癒のエネルギーが足りなくなるのも必然といえる状態でした。

当院のオステオパシー施術では、こうしたエネルギーレベルの防衛策をサトルボディに対しても施すことができます。

 

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施術を終えると、お顔の肌のトーンが2段階くらい明るくなり、とても元気になられた印象でお帰り頂けました。

次回のオステオパシー施術は1か月後がベストで、ご自宅でもレメディーによる栄養補助療法を推奨しました。

次回お会いするまでに、エネルギーの枯渇感が少しでも回復していると、お肌も順調に回復していると思います。

それではスタッフ一同、良い経過で生活できますよう願っております。