胃の痛みと胸のかゆみ 改善に向けたオステオパシーの整体例

クライアントは40代女性。この数週間、胃の痛みと胸のかゆみにお悩みです。

少し前に風邪を引いて熱を出したり、転倒したりと色々な影響があったそうです。

それでは当院オステオパシーの施術の考え方、実際のアプローチ、治癒回復に必要なステップをご紹介させて頂きます。

 

胃痛と胸のかゆみに対するオステオパシーの整体例

 

全ての治癒回復は転倒のショックを解除することから始まります。

まず全身の傾聴を行いますと、少し前の転倒の影響が体内の治癒力を妨げていることが分かりました。

胃の痛みや胸のかゆみを治すために治癒力が働くことができない状態と言えます。

足から股関節、そして腰椎に転倒のショックが溜まっていました。これは上部頸椎をロックさせて、全身の治癒のための神経伝達を4割ほど妨げていました。

実際の施術では、これらの部位をリンクさせて、緊張と歪みの連鎖を手技整体で解除します。

 

胸のかゆみは肺の換気不足と体内の湿気が影響します。

次にクライアントに、胸の痒み部位に手を触れてもらい、全身の傾聴を行います。

すると肺と大腸の制限が示されます。どちらもエネルギー(活力)が停滞しており、湿気や水分が多くなっているのが分かりました。

実際の調整としては、肋骨の制限を解除して、脇から肋骨のリンパ・水分の流れを回復します。

その後に呼吸器全体を活性化させる手技整体を施しました。

 

胃の痛みが治るためには、大腸に溜まる不安感を解消します。

さらに胃の痛み部位で傾聴を続けますと、大腸に引かれます。

これは肉体レベルよりは、精神レベルのストレス・共鳴反応で、特定の不安感を数人分溜めているような状態です。

肉体レベルでは大腸に対して副交感神経が働きにくく、胃腸全体が緊張状態に陥りやすいのです。

このようなケースでは、サトルボディ全体を調べていきます。

不安感の共鳴やリンク先を調べていき、第1,2チャクラの外層にある制限を解除します。

すると何とも言えない安心感とエネルギー(活力)が戻り、深くリラックスされていきました。

不安感の溜めどころは対人運などにも影響するので、定期的に調整しておくと良いでしょう。

 

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施術後は転倒のショックが全身で抜けて、首や腰の凝りや張りがだいぶ軽減されたようです。

胃の痛みも引いており、体内の湿気と冷えがあと数時間かけて抜けますと、治癒回復は安定するでしょう。

 

胃に関わらず、内臓の痛みや皮膚の痒みがなかなか治らない、そんな方は今回のケースで当てはまるポイントがあるかもしれません。

気になる点は当院スタッフに何なりとご相談下さいね。