施術の心得&健康コラム

頭痛とめまい、食後の気持ち悪さの後にやってくるケース
今週のクライアント様の症例を振り返り、施術のポイントを書き留めています。
●主訴・お悩み
①10代学生(女性)
②慣れない運動(体育祭)、試験勉強のストレスなどが重なり、頭痛やめまいが頻繁に出てつらい。
③昼ご飯の後からお腹が気持ち悪くなり、その後に頭痛が生じるようなことが続いた。
★オステオパシー施療のポイント
最初に全身傾聴(触診と波動診)を行いますと、脾経と大腸経に沿ったエネルギー循環の制限、内臓では十二指腸から小腸、大腸の機能低下を感知しました。
生化学的な問題(飲食や栄養、菌ウイルスによる免疫反応、アレルギー反応)がとくに目立たないことから、構造力学(身体の圧迫や骨格姿勢の歪み)と経絡神経のエネルギーの制限が主因とよみとれました。
首から頭部には、眼球運動(眼輪筋)の斜位歪みがあり、左耳裏から顎のリンパの流れにくい状態は頭痛やめまいを引き起こす局所の要因です。
また右手を使うと三焦経、大腸経が制限を生じて、首肩が凝る状態であり勉強に集中すると負荷が溜まる状態です。
しかし、これらの大元に左足底の機能の問題もあり、下肢から脊柱骨盤、頭部、上肢、眼球の働きまでを統合する全身施療となりました。
施術後は気持ち悪さとめまいが軽減した状態でお帰りいただけました。
また頭痛やめまいが再発するようでしたら、さらなる調整でサポートいたしますね。
薬で治らない、繰り返す頭痛やめまい、食後の気持ち悪さ等、似たようなお悩みがある方はぜひ一度ご相談ください。