エドガー・ケイシーはなぜオステオパシーを推奨したのか?|共通する身体観と健康観とは

エドガー・ケイシーとは?

エドガー・ケイシー(Edgar Cayce) は、20世紀前半のアメリカで活動した人物で、

“眠れる預言者(The Sleeping Prophet)”

とも呼ばれていました。

催眠に近い特殊な意識状態の中で、多くの人々の健康・人生・精神性について高度なリーディングを行ったことで知られています。

その記録は14,000件以上残されており、

  • 健康
  • 栄養
  • 神経系
  • 循環
  • 睡眠
  • 手技療法
  • 精神性
  • 生活習慣

など、多岐にわたる内容が含まれています。

特に健康リーディングでは、

  • 脊柱
  • 神経
  • 循環
  • 内臓機能
  • 排泄
  • 回復力

の関連性が繰り返し語られていました。

その中で、健康の悩みを抱えていた自身のクライアントに、オステオパシーの施術を受けるように勧めていた記録が多数残されていることは非常に興味深いです。

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ケイシーとスティル医師の時代背景

オステオパシーを開発したAndrew Taylor Still(以下:スティル医師)は19世紀後半のアメリカで南北戦争にも従軍した外科医でした。

当時の過酷で不衛生な医療環境では

  • 強い薬物療法
  • 瀉血(しゃけつ)
  • 水銀などを用いた治療

が一般的だった時代でもあります。

後に流行性髄膜炎で家族を次々と亡くした経験も重なり、スティル医師は当時の医学に深い疑問を抱くようになりました。

「身体の構造・循環・神経の働きを整えることで、身体自身が持つ回復力や治癒力をもっと高められないか?」

これは当時としては非常に革新的な考え方で、当時の医学会からの風当たりは厳しいものでした。

その後、スティル医師は10年間の探求と実践を経て、新しい身体観と治療哲学のもと、オステオパシー徒手医学を提唱し、普及させていきました。

 

Edgar Cayce が活動した20世紀初頭もまた、近代医学が急速に発展する一方で、

  • 神経疲労
  • 慢性疲労
  • ストレス
  • 自律神経的問題

など、単純な局所治療だけでは説明しきれない不調が増えていた時代でもありました。

そのためケイシーもまた、西洋医学の限界に早くから気付いて

  • 神経
  • 循環
  • 脊柱
  • 休息
  • 身体全体の調和

を重視する視点を持っていました。

両者とも当時の医学では治らなかったクライアントを中心に施術を行い、改善成果を積み上げて支持されていきました。

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ケイシーとA.T. Stillに共通していた身体観

興味深いのは、A.T スティル とエドガー・ケイシーが共に

“身体は部分ではなく、全体で働いている”

という視点を持っていたことです。

スティル医師は、

“The body is a unit.” (身体は一つである)

“Structure governs function.” (構造は機能を支配する)

という治療哲学を大切にしました。

 

一方、ケイシーも、

・神経

・循環

・呼吸

・内臓

・睡眠

・食事

・精神状態

が互いに影響し合うものとして身体を見ていました。

“Keep the spine aligned.” (脊柱を整えておくこと)

というケイシーの有名な言葉からも分かるように、

肉体レベルでは脊柱と神経系の働きを非常に重視していたのです。

 

オステオパシーの代表的な治療哲学

The body is a unit

オステオパシーでは、

“身体は一つのユニットである”

という考え方を非常に大切にしています。

例えば首の不調でも、

  • 頭蓋
  • 脊柱
  • 四肢
  • 胸郭
  • 内臓
  • 骨盤
  • 血管

などの負担が少しずつ関係しており、

身体は部分ごとに独立しているのではなく、全体が互いに影響し合っていると考えて、全身の施療を行います。

 

Structure and function are interrelated

オステオパシーでは、

“構造と機能は相互に影響しあっている”

という考え方を重視します。

頭蓋、脊柱、胸郭、四肢、骨盤、筋膜、内臓などの構造に負担が溜まると

  • 呼吸
  • 循環
  • 神経
  • ホルモン
  • 消化吸収
  • 排尿排便
  • 生殖機能
  • 回復力

といった身体の生理機能にも影響が現れる、という身体観です。

 

The rule of the artery is supreme

これもオステオパシー治療の重要なポイントのひとつで

“血液を中心に、体液の流れや循環の質を上げることで身体は本来の健康を発揮しやすくなる”

とう考え方です。

  • 血流
  • リンパ
  • 脳脊髄液
  • 呼吸の流れ
  • 組織に出入りするエネルギー

なども身体の循環の質として、オステオパシーでは繊細なレベルまで整えることを目指します。

 

The body has self-healing mechanisms

オステオパシーでは、

身体は自身で回復へ向かう力(自己治癒、自己調節)を備えている

という考え方を重視します。

そのため施術では、外部からの強い圧迫・牽引・矯正力を用いず、身体に内在する調節力を引き出します。

また、医薬や栄養サプリメント、不要な外科手術のリスクにも注意を払います。

 

エドガー・ケイシーもまた、

“Know that all healing comes from within.”

(すべての癒しは内側から起こることを知りなさい)

という言葉を残しています。

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ケイシー・リーディングで頻繁に語られていたこと

“Keep the spine aligned.”
(脊柱を整えておくこと)

ケイシー・リーディングには、

“Keep the spine aligned.”(脊柱を整えておくこと)

という有名な言葉があります。

ここでいう「整える」は、単なる姿勢矯正ではありません。

  • 神経が働きやすい
  • 呼吸しやすい
  • 循環しやすい
  • 身体全体が調和しやすい

そんな身体環境を意味していました。

脊柱を整えるための具体的な治療法として、ケイシーはオステオパシーの施術を推奨したのです。

 

基本の健康原則【CARE】

ケイシーの14,000件以上に及ぶリーディングの記録から、健康の基本原則ともいえる

CARE(Circulation・Assimilation・Relaxation・Elimination)というキーワードが今の時代に改めて注目されています。

  • 循環を整えること
  • 吸収力を高めること
  • 十分な休息を取ること
  • 排泄機能を正しく保つこと

が健康維持の基本として繰り返し語られています。

例えばケイシーは、

“It is not what one eats, but what one assimilates.”
(何を食べるかではなく、何を吸収できるかである)

“Keep the circulation normal.”
(循環を正常に保ちなさい)

“Keep the eliminations active.”
(排泄機能を活発に保ちなさい)

などと語っています。

これらはケイシーの後継者達によってCAREという概念で整理され、健康の重要な柱として世界中の人達がその教えを取り入れています。

当オステオパシーではケイシーのCAREの考えを引き継ぎ、各人の身体に合った飲食と栄養、解毒と排出(Detox)、睡眠の質を高める方法などを個別に推奨しております。

 

ケイシーは“調整の質”にも言及していた

興味深いことに、ケイシーは健康の悩みを抱えるクライアントに

「オステオパシーの施術を受けよ」とただ勧めていただけではありません。

彼のリーディングの中では、

  • 身体の調整部位
  • 神経系との協調
  • 循環との関係
  • 施術の質と経過

にまで言及している記録が残されています。

実際に、

“These have been corrected in a much better manner.” (以前よりも、はるかに良い形で修正されている)

というように、オステオパシーの調整を受ける前後のクライアントの状態を評価する内容も見られます。

また、

“They have to be scientifically or correctly administered.” (施術は科学的かつ正しく行われなければならない)

とも語られていました。

解剖生理の理論に基づいたオステオパシー医学の手技治療はケイシーにとって信頼できるものでした。

その一方で、自身のリーディングの通りに身体が整っているかどうかも施術後にチェックして、その後の経過が快適かどうかまでフォローしたのです。

 

単なる“ボキボキ矯正”とは区別していた

ケイシーは、

“just pulling or cracking here or there” (ただ引っ張ったりボキボキするだけ)

の施術は十分ではない、とも語っています。

つまり彼は、

世の中の整体や整形的な施術にありがちな、単なる局所の矯正ではなく、

  • 全身構造のつながり
  • 呼吸、神経、循環の質
  • 身体全体の協調性
  • 施術後の回復の質

を重視していた可能性が高いのです。

単に「痛い場所」だけを見るのではなく、身体全体のバランスやつながりを観る。

それがケイシーの身体観の特徴でもありました。

 

これはオステオパシーの治療哲学ともいえる

“身体全体の働きやすさを診て、整える”

という視点とも深く重なると言えましょう。

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ケイシーがオステオパシーをすすめたのは共通する身体観があったから

Edgar Cayce のリーディングで、オステオパシーを多数のクライアントにすすめた理由として

身体の診かたや整え方、施術後の仕上がり、ベースとなる健康観がほぼ一致していたことが大きいと考えられます。

  • つまり「症状だけを見る」のではなく、
  • 身体全体のつながり
  • 神経と循環
  • 構造と機能
  • 呼吸と休息
  • 身体本来の働き

を大切にしている点です。

身体は、構造・循環・神経・感情・生活環境などが影響し合いながら、静かにバランスを取り続けています。

その全体性に目を向けること。

それが、エドガー・ケイシーとオステオパシーの施術家に共通する、本質的な身体観(健康観)なのでしょう。

Floatingで大切にしていること

当院は開業初期に、日本エドガーケイシーセンターの会員様が多数来られていたこともあり、

ケイシーの健康観を引き継ぎながら、オステオパシーの全身施療を進化させています。

単に痛みや不調のある場所だけではなく、

・呼吸

・神経系

・循環

・身体全体のつながり

・生活環境やストレス

なども含め、各人のバランスと回復力に合わせた全身施療です。

強い刺激で矯正するのではなく、身体の組織が本来の働きやすさを回復できるよう、丁寧に整えていきます。

気にお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談いただけますと幸いです。

 

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