股関節の痛み、腰椎ヘルニアの後遺症に対するオステオパシーの整体例

クライアントは60代女性

左側の股関節の痛み、背中の痛みと凝りなどが慢性化しており、ご家族のご紹介で当院に来院されました。

10代の頃からの事故や怪我が重なり、長年様々なケアを受けてこられました。今後の加齢を踏まえて、更なる治癒回復のステージを期待されています。

それではオステオパシー徒手医学の全身整体の考え方、アプローチ例を紹介します。

 

股関節の痛み、腰椎ヘルニアに対するオステオパシーの整体例

 

股関節の痛みを治癒させるために、心臓のショック(外傷トラウマ)を解放します。

最初にクライアントの背中に触れて傾聴しますと、胸部の中心に緊張力があるのが分かります。

これは心臓に関する制限のようです。問診のリストで発生要因を確認しますと、10代の頃の外傷・事故後のトラウマの影響と一致します。

この時は、車に跳ねられて左股関節の辺りを強打して、入院したそうなのです。その後も事故で同じ左側の股関節、肋骨を骨折したりと、怪我が重なったそうです。

今回のオステオパシー施術では、心臓、胸郭、鎖骨、頸椎、後頭部などの筋膜と骨関節に歪み、捻じれ、圧迫等の制限が多数みつかりました。

これらを手技療法で確実に解放することが大切です。

股関節の痛みと硬さの改善をスピードアップ!左脚と脳の神経連絡を回復させるには

次に主訴である左股関節の痛み、張りのある部位に触れて身体の傾聴を進めます。

すると前頭部が反応します。脳と左下肢の筋肉運動をつなげる神経伝達のエネルギーが低下している状態が読み取れます。

これも外傷時、転倒時のショック、トラウマの影響のようです。

実際の調整では、神経エネルギーが遮断、または低下したままになっている部位を特定します。

すると関連のある筋肉や関節、内臓の機能が示されますので、それらを脳とリンクさせて回復できるように、当院では全身のオステオパシー・ケアを心掛けております。

 

股関節痛と腰椎ヘルニアの深い治癒のために、サトルボディまでを修復します。

さらに主訴である股関節に触れながら、必要な回復ステップを傾聴します。

すると膝下の腓骨から足首の関節、下腿筋膜の歪みが感じ取れました。

但しここは肉体レベルではなく、サトルボディの外層の回復がむしろ要求されます。

サトルボディの外層は、時空を超えた情報場ですから、怪我や事故を繰り返す傾向や、より大元の引き寄せ要因などを記憶しています。

こうした領域の情報修正には、当院開発のオステオパシーM.D.A療法が最適で、肉体-サトルボディの連結調整が効果を発揮します。

下腿筋膜を介して下肢と骨盤から生命場全体の情報を浄化、エネルギー層の修復までを行いました。

これで治癒回復は新しいステージに向かえるようになります。

これまで2回の施術を終えて、股関節の痛みやこわばりは着実に改善してきています。

ご自宅でのヨガや体操では、今まで難しかった動きが少しできるようになりました。

股関節が回復してくると腰椎ヘルニアの治癒回復もさらに進んでくるでしょう。

当院オステオパシーの定期ケアで、安心感までサポートできれば幸いです。