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矯正前 3回矯正後
X脚とは膝蓋骨(膝のお皿)を正面に向けて膝をそろえて立った時に、左右の内踝(うちくるぶし)が接しない状態を言います。

図1:成長に伴う下肢のアライメントの変化
赤ちゃんは通常2才頃までO脚ぎみです。2〜4才になると逆にX脚の傾向が表れます。これは異常ではなく成長に伴う変化です。脚全体に筋力がついて、骨が強くなるまでこうして適応をするのです。通常6〜7才位までには自然に矯正されてきます。(図1)
●X脚が問題になる場合
10才を過ぎてもX脚が自然に矯正されない場合が問題にされるようです。
・明らかに左右差のあるX脚
・立位で左右の内くるぶしの間に、大人の指が4本以上入る場合
は病院での診察を一度受けることをお勧めします。
血液検査と膝蓋正面の立位X線検査によって以下の重要な疾患が見つかる場合もあるからです。
@先天性の骨系統の疾患(成長障害に関わる疾患)
A感染、腫瘍(骨髄炎、骨腫瘍など)
B骨折と靭帯損傷による変形治癒と成長障害
このうちBはオステオパシー治療の適応です。損傷後に適切な治療を行えば、骨の成長を妨げることなく、下肢の歪みも最小限に抑えることができます。
X脚では手術が必要になることは滅多にありません。
ただ深刻な痛みがなくても、成長期に膝の痛みや違和感を繰り返すケースが多いようです。成長期に無理に運動した結果、大人になって膝の変形疾患、股関節や腰の痛みなどを訴える方が多いのです。女児ではひどい生理痛になる場合もあります。
最近では歯列矯正の様に、ご両親からX脚矯正を依頼される機会も増えてきました。確かに今の小中学生にはX脚ぎみの子が増えている感じがあります。
骨盤の位置が高くなって、お尻が小さく脚が長くなったものの、股関節は内旋・内股で膝はX脚ぎみ。これは女性の体の進化でしょうね。
●オステオパシーのアプローチ
私はレントゲンでの膝の曲がり具合や、かかとが何センチ離れていたら異常などという見た目の整形外科的診断はしません。むしろ筋や骨の異常な引っ張り、捻れ、圧迫の部位を評価します。X脚の方はたいてい足首や足のアーチが崩れており、これらの部位を含めた矯正が必要になります。
一般の広告でO脚矯正の写真は良く見かけますが、X脚の矯正写真はあまり見かけません。その理由はO脚に比べて過小評価されているからでしょう。国内において研究が遅れている分野ですが、当院ではX脚の問題点を重視し矯正が必要な方には随時説明をしております。
当院のオステオパシーではX脚矯正をほぼ無圧で行えます。しかも安全で無痛ですので、小さい女子にも勧められます。
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