Osteopathic Approach and Clinical Reports of  OMT 

オステオパシーの臨床症例とそのアプローチ

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臨床報告とアプローチ

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頭痛、片頭痛

 

 

 

頭痛の原因はありますが、頭痛を持つ人に共通しているのは、

 

・肩から首、後頭部にかけての筋肉の凝り

・それによる脳の血流不足、酸欠状態

・神経の過剰反応による関連症状(吐き気、目眩、目の疲れと痛み)

 

などの症状です。頭痛は遺伝的な要素が大きく、患者様は頭痛になりやすい家族経歴を持っている場合がほとんどです。ただし遺伝的要素は絶対ではありません。オステオパシーの治療によって多くの方が、

 

        頭痛の頻度が減る。

        頭痛薬の使用料が減る。又は少量で効きが良くなる。

        いつ頭痛が起こるか分からないという不安感の軽減

 

を実感されています。

長時間のパソコン操作やデスクワークによる同じ姿勢の取りすぎには十分注意する必要があるでしょう。その他にも大きな精神的ストレスや頭の使い過ぎで脳の過労が続くと頭痛になることがあります。これらが交感神経系の緊張パターンを強め結果として頭痛が出たのです。特にデスクワークの場合は上肢(手首や肘と肩)から首(頚髄)、脳へと伝わる同じ姿勢の緊張パターンが強いことも関係あるでしょう。

 

また血液の汚れもオステオパシー的にはかなり重要な要素です。血液の汚れは神経の過敏反応を引き起こし、痛みや炎症を引き起こしやすい土台となり、多くの病理を治りにくいものにしています

 

*頸椎の捻れ、首・肩の凝りの問題なのか?

 

私の治療院にやって来る方のお悩みの6割は頭痛です。

皆さんに他の治療院でどんな治療をされたか尋ねると、決まって

 

「首と肩をほぐされた」

 

と言います。頭痛は症状ですから、症状に直結する頸椎が悪いのは当たり前です。問題なのは頸椎周囲の捻れや圧迫がなぜ起きるかということです。

 

こんな興味深い事実をご存知ですか?

頭のすぐ下の骨「第一頚椎」の働きとして、脳を守る(関所的な)働きがあります。

例えば、急性の中毒症状、酸毒症状によって血液の質が落ちると、「第一頚椎」を含む上部頸椎と周りの筋肉が緊張して、血流を一端低下させて脳組織を傷つけないようにします。

この働きは、血圧が高い時にも同様に生じます。頸椎が歪んでいるから血圧のコントロールが悪くなる場合もありますが、常にそうではないのです。

ストレスなどで首が緊張しても、「もうこれ以上脳を働かさせないでくれ」と言わんばかりに、内臓等からの神経伝達をストップさせる意味もあるでしょう。

今は亡き私の師匠はかつて、お腹を強打された際、自分の「第一頚椎」に触れて急激に捻りが起こるのを感じたと話してくれました。

これはあまりに急激な痛みの信号をシャットアウトして脳がパンクするのを守るためです。頭痛が起こる直前にも、これと似たメカニズムが働いています。

 

どうして頭痛が起こっているかの意味を知らずに、頭痛薬で痛みを止め続けたりする恐さがここにあります。治療においては、頚椎の病変と内臓や血管、脊柱、四肢などのオステオパシー病変をそれぞれ比較することが大切になります。

その結果、首や肩の凝りが主要病変であればそれを治療します。

当院ではこうした局所にこだわらないアプローチを行っており、ひどい頭痛持ちの方でも3〜6回の調整後に明らかな変化が現れています。

 

臨床報告とアプローチ

 

2005/10/14

K.Shirasawa,MRO(J)

 

 

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