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Tenderness・・・圧痛(押すと痛い)
Assymetry・・・左右のアンバランス、非対称性、見た目の違い、歪みも。
Restriction・・・関節などの動きが悪い、低下している。
Tissue Change・・・組織に触れた時の質感の変化
これが全世界で共通の基準となっているオステオパシー病変の捉え方だ。
オステオパシーではこれらの病変の繋がりを治療していく。
一人の人間は病変の集合体だ。小さな皮膚の傷跡から交通事故や手術の後遺症、心理的ストレスなどにより体には様々な傷跡と神経的な緊張パターンが出来上がる。
治療では患者さんの体をあれこれいじってかき乱すのではなく、検査で見つけた主要病変とその関連部位を確実に調整して、必要最低限の介入をするのが理想だ。
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オステオパシー病変と発生学的な組織の共通性(やや私的)
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さて、オステオパシーで言われる病変は、主に全身の結合組織の変化として触知される。結合組織はその弾性や構成要素から数種類に分類されるが、発生学的に考えれば、それらは同じ中胚葉由来の組織が発展して、形を変えたものだ。
それらの異常は例えば、
筋肉⇒収縮、スパズム(痙攣)
筋膜⇒繊維化、内臓との癒着
血管⇒スパズムによる血管収縮と血流制限
皮膚⇒固くなる、角質化
などである。これらの症状は見た目違う。
だが、その本質は同じ中胚葉由来の結合組織で生じている瘢痕化のプロセスである。
共通するのは、組織の硬さ、可動性の消失と循環障害などであり、これらがオステオパシー病変の第一段階となる。程度の差こそあれ、全てのオステオパシー病変は、
炎症⇒線維化⇒瘢痕化(ひどい場合は石灰化、骨化)
という道を辿る。あまりに重要で決定的な病変でない限り、このプロセスの進行を遅
らせたり、ある程度の改善は可能だ。逆に言えば、こういったプロセスの範疇にない
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重度の外傷
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器質的な変化が起こってしまった構造的な病理
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手術が必要なほど進行した結合組織の病理
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感染症など
は、オステオパシー手技の対象外、つまり急を要するので、病院を進めることになる。
では、発生学的に深い繋がりを持つ結合組織をどう診て、治療するのか?
これがオステオパスとしての技量とも言える。
体は神経的な繋がりでは捉えきれない。
全身の結合組織の繋がりには歴史があり、それを知ることが必要である。
筋膜系、循環器(心臓、血管系)、骨系などの結合組織の発生学的繋がりを重視したアプローチはいかにもオステオパシー的だ。
西洋医学では、病理や痛みを神経的に考えることが主流だったから、病理のメカニズムが、ミクロ的にややこしくなる傾向があった。遺伝子の分析や治療の発展でさらにミクロの世界が拓けて来た。これはこれで素晴らしいのだが、神経の発達より古く歴史のある発生学的な“結合組織の繋がり”は軽視されていないだろうか?
結局のところ、病気を克服する力の源は患者自身の中にある。
その患者の病理の歴史は、患者の「組織のみが知っている」とも言える。
私は神経学の知識を先行させて、診断するのを好まない。
あくまで患者の組織の変化や治癒反応を純粋に感じ、その結果を神経学的に説明するよう努めている。
オステオパシー病変の診断基準の中では、「組織の触感と動きの変化」を特に重視する。圧痛や非対称性(左右の歪み等)は全体的診断をする上では参考程度になる。
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