産後の腰痛・骨盤痛の症例

3ヶ月ほど前に無事に出産を終えたクライアントさん。難産で帝王切開をされたそうで、産後の腰痛と骨盤痛、足腰の不安定感などを訴えられました。

カルテの記録をもとに、お身体の状態と施術の内容を振り返っていきます。

この方の場合、股関節や足腰の調整から始まり、後半は心臓と呼吸器を回復する流れとなりました。

出産はかなりの全身運動で莫大なエネルギーを使います。また出産の状況によっては、産後に骨盤と下半身に貯蓄されるべき生命力が少しずつ抜け落ちてしまう場合があるのです。

今回のケースでは筋骨格の歪みを整えた後に、生命力の貯蓄を促す特殊な施術が必要になりました。

施術後は本来の自分の足腰で立てる感覚、重心の偏りが解消された様子でホッと一安心。

落ち着いて回復できる時間や睡眠が取れますように。それではスタッフ一同、安心できる経過を願っております。

 

産後の疲れ、疲労感の症例

半年ほど前に無事に出産を迎えたクライアントさん。産後の疲れがひどく、4ヶ月近く風邪気味であるとのこと。喉の不調、咳、痰がなかなか抜けず、とにかく疲れやすい状態。当院で施術を受けられるのは実に3年ぶりです。

 

【産後の疲れの原因1】
➡呼吸器とリンパの活力低下

妊娠と出産による、全体的な内圧バランスを回復する様に身体からの要求がありました。そのための鍵は、横隔膜と左下半身、頭蓋の筋骨格の調整です。

喉、甲状腺、顎周りのリンパ節からはウイルスに反応も出ており、免疫系の消耗が残されています。これらを解除するための調整を施しました。

 

【産後の疲れの原因2】
➡肝臓の活力低下

肝臓の活力低下は、お子様を抱っこする長期に渡ってよく見受けます。お子様の不調をお母様が引き受けてしまう場合もあれば、その逆もあります。同時にケアを受けることで双方が改善するのが早いように感じます。

妊娠中から当院でケアを受けていた方には、あまり肝臓の負担はみられません。肝臓のエネルギーレベルでの働きは、生命場の境界線と仕切りの確保、整理と分配の最適化です。このクライアントの場合、右の下半身の膝、足首の調整も肝臓の回復をサポートします。

 

【産後の疲れの原因3】
➡顎と腰の歪みと固着

施術の後半は、産後から不調を感じるようになったという顎の違和感について調べてみました。顎を左にスライドした時に、体の中心軸である脊柱に緊張が走ります。細かく調べていくと、これは顎関節と腰椎の歪みと固着でした。

実は顎を動かすためには、骨盤や腰周りがある程度は柔軟である必要があるのです。産後の骨格の下垂や内圧の崩れ、下半身の生命力不足などが合わさり、顎の違和感や動き辛さが出てきたのではと思われます。

 

施術としては、腰椎の調整と顎の連動を回復する手技を行います。その後、顎の動きを安定できる様に、下半身から骨盤生命力の充実をサポートします。施術後は、骨格からお顔全体までリフトアップされたようで、どこか安心されたご様子でお帰りになられました。

産後のケアとしては、3週間おきに3回程度の施術をお勧めしました。良い回復ができますように。

 

産後の不眠・不安・うつの症例

8ヶ月ほど前に無事に出産を終えたクライアントさん。その後、十分な育児休暇もないまま仕事に復帰し、新しい仕事内容や環境変化もあり、気が休まらない日々を送っていたそう。

産後から続いていた不眠と睡眠不足が、次第に精神面での不安やうつ状態へと進行。何処かに消えてしまいたい、いなくなってしまいたいという気持ちに駆られる日もあるようです。

それではカルテの記録をもとに、お身体の状態と施術の内容を振り返っていきます。

 

【産後の不安・うつの原因1】
心臓の活力低下

立位で背中側から触診を行うと、胸椎中程(T3-5)で制限が示されます。心臓から頭部の動脈、血流に対しての交感神経の調節が低下している反応です。これは脳の活力低下に繋がり、精神面での気力、うつ状態とリンクしていることが分かりました。

実際の調整としては

・心臓と神経的につながる胸椎の歪み、圧迫の解除
・仙椎2ー3番の歪み、圧迫の解除
・子宮下垂と産後の筋膜緊張の解除
・右足の外側アーチの歪み、下垂の解除

これらが心臓の機能を回復するために、トータルで必要となりました。

【産後の不眠・不安の原因2】
➡脳幹の活力低下

後頭部の右側、かなり奥から緊張の反応を感知しました。これは脳幹の延髄のストレス反応で、精神面での活力不足とリンクしていました。

実際の調整としては、下記の施術を行いました。

・産前と産後の生活スタイルの違いを振り返ってもらう。
・産後に特に感じるストレス、生活上の場面などを思い浮かべてもらう。
・これらのイメージで浮上する精神/肉体の消耗部の浄化、安定化。

 

【産後の不安・うつの原因3】
➡生命力の縮小と停滞

主要な体腔の生命力を調べてみると(当院開発のM.D.A波動測定による)、骨盤腔と脊髄腔が顕著に低いのが分かります。施術の優先順位は、脊髄腔にあり心臓のエネルギー回復が鍵となりました。これは先に説明した通り、血や気の不足となり産後の不安・うつとリンクします。

施術後は、『久しぶりに視界が明るい』、『何か楽しいことが起こりそう』そんな感覚が戻ってきたと感想を頂けて、ひとまずホッとしました。3週間に1回くらいのペースで、しばらく定期ケアをお勧めしました。

それではスタッフ一同、安心できる回復の経過を願っております。